2025/04/08 00:00

カンナビノイドとは?

カンナビノイドとは大麻草に含まれる150種類以上ある化合物の総称です(2025年現在)。

CBDTHCが最も有名なカンナビノイドで、THC(精神作用あり)は疼痛の緩和、食欲増進、化学療法により吐き気の抑制、

筋弛緩作用により多発性硬化症(MS)などの神経筋障害による筋緊張やけいれんの緩和、気分を改善する効果が期待できますが

現在日本では違法成分です。


CBD(精神作用なし)は日本では違法成分ではなく後ほど紹介いたしますがこちらも様々な効果が期待できる成分です。




なぜカンナビノイドが体に効くのか? ― ECS(エンドカンナビノイドシステム)

CBDをはじめとするカンナビノイドが人の体に作用するのは、私たちの体にエンドカンナビノイドシステム(以下ECS)という機能が備わっています。ECSが働くことにより体の恒常性を保ってくれています。


体の恒常性とは体が外部環境の変化に対応し内部環境を安定させることで、体がいつでも「ちょうどいい状態」を保とうとする力です。


例えば体温が上がったら汗をかいて体温を下げようとする、水を飲みすぎたら尿を多く出して水分バランスをもとに戻す、寝不足だったら眠気を強くして休ませようとします。


上記のようにECSは体のバランスが崩れないように体の状態を安定させてくれる司令塔の役割をしています。


ECSとカンナビノイドの関係

ECSには主にCB1とCB2という受容体(スイッチとイメージするとわかりやすい)がありこれらがカンナビノイドと結びつくことでスイッチが作動し、さまざまな体の機能を調整しています。


その機能は多岐に渡り


・痛みの調節

・食欲と消化

・気分と感情

・睡眠

・記憶と学習

・免疫系の機能


の調整をしています。


簡単に言うとCBDをはじめとするカンナビノイドはECSを働かせる燃料みたいなもので、実は体内でもエンドカンナビノイドいうものが(主にアナンダミドと2-AG)が生成されています。


しかし元々体内でのエンドカンナビノイドの生成が少なく不調を訴える人も少なくはありません。


そこで外部からカンナビノイドを積極的に摂取することで体の恒常性を維持することにより体に様々な不調を改善できる効果が期待できます。



CBDに期待される主な効果

CBDには以下のような作用があるとされています:

・抗炎症作用: 炎症を抑える効果があり、関節炎や皮膚炎などの治療に役立つことが示されています。

・抗不安作用: 不安やストレスを軽減する効果があり、安心感を与えるために使用されることがあります。

・抗てんかん作用: 特定の種類のてんかん、特に小児てんかんに対する効果が認められています。

・睡眠の質の改善: 不眠症の症状を和らげる効果があるとされています。

・痛みの緩和: 慢性痛の緩和に効果があると報告されています。


カンナビノイドは単体で摂取するよりも組み合わせることによってアントラージュ(相乗)効果を引き起こし、効能を飛躍的にアップすることが出来ます。


CBD単体よりもそれ以外のカンナビノイド成分やテルペン(多くの植物に含まれる匂いの主成分)、フラボノイド多く含んだ製品がアントラージュ効果が高いとされています。




まとめ:自然の力でバランスを整える

このようにCBDをはじめとするカンナビノイドは私たちの体に本来備わっているECS(エンドカンナビノイドシステム)をサポートし、心と体のバランスを整える力を持っています。


大切なのは、信頼できる製品を正しく選び、自分の体調やライフスタイルに合わせて無理なく取り入れること。


自然の力で、本来の自分らしさを取り戻す――CBDはそんな体のサポートをしてくれる可能性を秘めています。