2025/05/23 00:08
アメリカ・ケンタッキー大学とルイビル大学の研究者たちは、過去30日間にマリファナを使用したと報告したおよそ17,000人の成人のデータを分析しました。このデータは、**全米薬物使用・健康調査(National Survey on Drug Use and Health)**に基づいています。
その結果、現在マリファナを使用している人のうち77.3%が「喫煙」を主要な摂取方法としていることが明らかになりました。
次に多かったのは エディブル(食用)で37.3%、それに ヴェイピング(蒸気吸入)34.8% が続いています。
喫煙・食用・ヴェイピングに続く使用法:
ダビング(高濃度THCの吸引):15%
外用剤(クリームやローションなど):6%
チンキ剤(オイル状で舌下に垂らす):4.5%
錠剤やカプセル型:わずか2%(注:50歳以上の成人は、舌下または経口での使用の割合が高かった)
年齢・性別・人種などによる特徴も判明:
ヴェイピングは18〜25歳が最多(29.8%)
エディブルは35〜49歳の使用が多い(29.6%)
50歳以上は喫煙(26.6%)と舌下・経口摂取(38.2%)の割合が最も高い
女性は外用剤(トップカル)を使う割合が圧倒的に高く(68.5%)、
一方で喫煙・ヴェイピング・ダビングの使用率は男性よりも低かった非ヒスパニック系の黒人成人は、白人と比べて喫煙の割合が2倍以上でしたが、
ヴェイピング・ダビング・エディブル・舌下摂取の使用率は低かった。
LGBTQ+層と学歴・収入の関係:
LGBTQ+の参加者は、エディブル・ダビング・ヴェイピング・錠剤の使用率が異性愛者よりも高かった
大学卒業者は喫煙率が低く、代わりにエディブルや舌下製品を好む傾向があった。
この研究は、マリファナの摂取方法が年代・性別・人種・性的指向・学歴・収入などにより多様化していることを示しており、今後の医療的・消費者向け施策においても重要な示唆を与えるものと考えられます。
🔻年齢や性別、年代によって摂取方法が分かれているのはとても興味深いものですね。やはり喫煙が一番なのは納得で若者のVape仕様が一番多いのも日本でも変わらないのではないでしょうか?若者のアルコール離れが進みTHCドリンクに移行しているとのことなのでここ数年でエディブルの需要が多くなってくると予想されます。しかし50歳以上の経口摂取が多いというのは喉や肺に不安を抱えているからでしょうか?調べてみるとやはり加齢に伴い自身の呼吸器への配慮がまし喫煙に抵抗感がある人が増えるそうです。高齢者では関節炎、神経痛、不眠などの長期的な症状に対して持続的な効果を求める傾向があります。経口摂取はゆっくり吸収され長く効くため、医療的な目的に合っているそうです。
Reference:
Martinelli, A. (2025). Study: Smoking remains most common way U.S. adults use marijuana, followed by edibles, vaping, and dabbing. The Marijuana Herald. https://themarijuanaherald.com/2025/05/study-smoking-remains-most-common-way-u-s-adults-use-marijuana-followed-by-edibles-vaping-and-dabbing/