2025/05/24 14:23

偏頭痛の治療における大麻の効果は、近年ますます注目されています。これは、大麻が持つ鎮痛作用を示す非常に強い証拠の一つです。

偏頭痛は頭の一部に鋭い痛みが出る症状で、4時間から最長72時間続くこともあり、光や音への過敏反応、吐き気や嘔吐などを伴うことがあります。

世界の人口の10%以上が偏頭痛に悩んでおり、20〜50歳代に多く、女性は男性の3倍の割合で発症します。

カリナさんも長年このような症状に悩まされてきましたが、大麻という選択肢によって生活が一変しました。

―偏頭痛が「ただの頭痛」と違う理由は?

頭痛は誰にでもありますが、偏頭痛はもっと深刻です。頭の片側から目や顎まで痛みが走り、放っておくと動けなくなります。私は真っ暗な部屋で2日間寝込むほどでした。ひどいときは週に1回以上。医師に処方された薬も、発作の兆候が出た瞬間に飲まないと効かないものでした。

―なぜ大麻を調べてみようと思ったのですか?何かきっかけがあったのでしょうか?

パートナーが家で大麻を育てていたんです。私は「ママ・クルティバ」やセレステ・ロメロさんの講座を受けて、医療大麻の使い方を学びました。その中で大麻の持つ治療効果について知り、パートナーはオイルやクリームの作り方を覚えました。


―大麻を使い始めて、効果はすぐに感じられましたか?

いいえ、すぐではありませんでした。自分に合った適量を見つけるまでに時間がかかりましたし、医師の指導のもとで、今まで飲んでいた薬との兼ね合いを見ながら少しずつ進めていきました。

従来の薬は、偏頭痛の前兆を感じた瞬間に飲まないと効果がなく、タイミングを逃すと全く効きませんでした。でも大麻は、原因に働きかけるアプローチなんです。たとえば不安を和らげるとか、体の緊張をほぐすとか。なので、続けて使うことが大事なんです。

ヴェポライザー(吸入器)も併用していて、特に症状が強くなりそうなときや神経が過敏になっていると感じたときには、即効性があってとても助かっています。

―適量(用量)はどのくらいですか?

医師のサポートのもとで、自分に合った量を見つけてからは、偏頭痛は出なくなりました。今は週3回、朝・昼・夜にそれぞれ2〜3滴のオイルを摂っています。ヴェポライザーは必要なときだけ使っています。

―周囲の反応はどうでしたか?偏見などありましたか?

特にありませんでした。両親も試しましたが、「効かない」と言っていました。けれども、1日に20錠以上も薬を飲んでいる人が、ほんの少し大麻を試しただけではすぐに効果が出るわけがないと思います。でも、筋肉や関節の痛みに使うクリームは気に入って使ってくれています。パートナーもリラックス目的で使っています。

―まだ不信感を持っている人に何か伝えるとしたら?

最近見た漫画で、2人のおばあちゃんが会話していたんです。1人が大麻をすすめると、もう1人が「私は薬とか使いたくないの」と言う。すると前者が「じゃあ、今あなたが飲んでるその山のような薬は何なの?」って返すんです。

多くの人が「薬局の薬=安全」「大麻=ドラッグ」と思い込んでいますが、薬局は英語で“ドラッグストア”ですよね。大麻は植物です。害はありません。

それなのに、なぜ私たちは薬局で花ひとつ買うことすらできないのでしょう? 法整備は少しずつ進んでいますが、若い世代の意識は確実に変わり始めています。結局は「情報不足」が不信感の原因なんだと思います。


🔻長年にわたるプロパガンダ(都合のいい情報だけを見せ人々の考え方をコントロールすること)の影響で、「大麻」と聞いただけで拒否反応を示す人が少なくありません。しかしそれは、私たちが正しい知識を持っていないよう仕向けられてきた結果です。大麻が「悪」とされてきた背景には、病院・製薬会社・国家の利権構造があります。大麻の有効性が知られてしまうと、利益を生み出す医薬品市場にとって大きな脅威になるため、意図的にネガティブな情報が流され禁止されてきたのです。いま、世界は自然と共に生きる医療=自然療法こそが、本来私たちに最も合ったものだと再評価され確実に変わりつつあります。利権をありきの治療を行う病院や医者を盲信せずに自分たちの健康は自分で守るという意識を持ち、体にとって本当に良い方法を自分で調べて選ぶことが今の時代大事になってくると思います。