2025/06/08 18:20

NORML(全米大麻法改正機構)による投稿

ハリス社がGreen Thumb Industries(GTI)の依頼で行った最新の調査によると、成人の約6人に1人(約16%)が睡眠補助のために大麻を使用していると回答しました。

この調査は2,000人以上を対象に実施されました。

その結果16%の回答者が「大麻(喫煙・摂取)」を睡眠補助として利用していると認めたのです。さらに10%の回答者は「市販されているCBD製品を睡眠補助に使用している」と答えました。

これらの調査結果は過去に発表された複数の研究とも一致しています。これらの研究では、成人が睡眠障害(例えば不眠症)を改善したり、睡眠の質を高めるために大麻を頻繁に利用していることが報告されています。

特に注目すべきなのは、学術誌『Complementary Therapies in Medicine(補完療法医学)』に発表されたデータです。これによると、成人向けの大麻合法化(いわゆる嗜好用合法化)が進んだ州では、市販の睡眠補助薬(OTC)の売上が大幅に減少していることが示されています。

また、2023年に発表された『Journal of the American Nutrition Association(米国栄養協会誌)』の研究では、1日あたり15mgという低用量のCBD摂取が、メラトニンと同等の効果で睡眠の質を向上させることが報告されています。

この調査の完全なデータは、Green Thumb Industriesから入手可能です。さらに、**NORMLの出版物『Clinical Applications for Cannabis and Cannabinoids(大麻とカンナビノイドの臨床応用)』**には、不眠症への大麻使用に関する追加情報が掲載されています。

🔻CBD 15mgという超低容量でメラトニンと同様の効果を示すという結果にとても驚いています。メラトニン換算で言うと5mgだと言うことでメラトニンとサプリを買うのがアホらしくなってきますね。それならCBD30mgを摂取すればメラトニン10mgと同じ効果?と思いますがそう単純ではないようでこの辺はこれからの研究に期待したいところです。

Reference:
Babson, K. A., Sottile, J., Morabito, D., Bruns, L., & Smith, C. M. (2023). Comparative effectiveness of low-dose cannabinoids and melatonin for improving sleep in adults with sleep disturbances: A randomized clinical trialJournal of the American Nutrition Association42(5), 512–524. https://doi.org/10.1080/07315724.2023.2191702