2025/06/23 00:43

1974年に創刊された伝説的カンナビスメディア「High Times」
この雑誌は単なる大麻誌にとどまらず反体制文化やサイケデリック、音楽、自由思想の象徴として数多くの読者に影響を与えてきた。

しかし近年High Timesは長年の経営難により債務超過に陥り事実上の破産状態に。
デジタル化への対応の遅れや広告色の強い編集方針「Cannabis Cup(カンナビス・カップ)」の買収的審査への批判などかつての栄光は失われつつあった。
その存在は、もはや過去の遺産として終わるかに思われていた。


そんな中2025年世界的ローリングペーパーブランド「RAW」の創業者であり起業家のジョシュ・ケッセルマン(Josh Kesselman)が、High Timesの本誌およびCannabis Cup関連資産を全額現金で買収(約350万ドル)

彼は明確な想いを持ってこのブランドを再生させようとしている。


「18歳の自分がこれを知ったら信じられないだろう。
人生を変えた雑誌を、自分の手で復活させられるなんて、まるで夢みたいだよ」


Joshはこう語り、High Timesの“文化的意義”を再び輝かせることを約束する。
買収には、2000年代にHigh Timesを所有・運営していたマット・スタングも共同で参加し、原点回帰の再始動を支えている。


新生High Timesでは、以下の取り組みがすでに計画されている:

  • 紙版雑誌の復刊(コレクター向けの限定エディション)

  • 第三者審査によるCannabis Cupの再始動(お金で賞は買えない)

  • ポッドキャストや専門家による新たなメディアネットワークの構築

  • ブランド50周年を記念する文化イベントの展開


マット・スタングは「これはただの再刊ではなく、“カルチャーの灯”を次世代へ繋ぐミッションだ」と語り、
ジョシュも「High Timesの“本物の声”を取り戻し、誤情報や商業主義を打ち破る」と断言する。


再始動する最初のCannabis Cupは、2026年初頭に開催予定。
そこには、"買収できる賞"ではなく、再び“信頼される審査”が戻ってくるという。


High Timesの再生は、ただの雑誌復活ではない。
それは、“大麻文化”という一つの思想と歴史の再起であり、
ジョシュ・ケッセルマンという一人の“カルチャーに恩返しを誓った男”が導く、新しい物語の始まりである。


✅ジョシュ・ケッセルマンについて

1993年、ジョシュ・ケッセルマンは自分の持ち物のほとんどを売り払い、フロリダの友人の倉庫に住み込みながら、ローリングペーパーへの情熱を実現するため自身初の小売店を立ち上げました

それから数十年、彼は数えきれないほど多くのカスタムペーパー、コーン(円錐型ペーパー)、喫煙用デバイスを開発。
中でも最も知られているのは、世界的ブランド**「RAW Rolling Papers」、そしてその運営会社であるHBI**です。

さらに彼は、ただビジネスを成功させるだけでなく、コミュニティへの還元にも力を注いでいます。

詳しくはこちら → joshkesselman.com


🔻 Joshは私のXのポストにもよく出てくる陽気なおじさんですがみんなが知っているローリングペーパーブランドのRAWのオーナーです。

私も学生の頃からHigh Times読んで心躍らせていたので彼のおかげでまた読めるなんてとてもワクワクしています。しかも紙雑誌では特別な限定バージョンになるとのことなので楽しみです!


Reference:

Business Wire. (2025, June 17). High Times Magazine Is Back: The Counterculture’s Zeitgeist Returns in Bold Comeback. Retrieved from https://www.businesswire.com/news/home/20250617419279/en/High-Times-Magazine-Is-Back-The-Countercultures-Zeitgeist-Returns-in-Bold-Comeback