2025/07/17 00:41

うつ病は世界中で非常に多くの人が苦しむ病気であり、世界保健機関(WHO)によれば約2億8000万人が罹患しているとされています。

近年、カンナビス(大麻)はうつ病の代替治療法として注目を集めています。医療専門家のサポートを受けながら従来の薬を部分的または完全にやめるケースも報告されており、副作用に悩んでいた人々にとって希望となっています。

その一例がジョルジナ・フェリス(Georgina Felice)さんの体験です。彼女は「抗うつ薬を飲んでいると泣けなくなるけど、笑うこともできない」と話し、パートナーのすすめでカンナビスを試したことにより生活の質が劇的に向上したと語っています。


■ 診断は?

うつ病と診断されました。ずっと泣き続けていて、耐え難い不安が常にありました。ストレスや不眠、不安感、呼吸困難に近い症状もあり、かなり深刻な状態でした。


■ 薬は飲んでいましたか?

最悪の時期には朝晩2mgの**クロナゼパム(Clonazepam)**が処方されていました。でも実際には「効かない」と感じると次々と追加で飲んでしまい、依存状態になっていました。2017年末頃で、当時仕事を失ったことがきっかけで悪化しました。


■ カンナビスオイルを知ったきっかけは?

高校時代の元彼と再会し、彼に現在の状況を話したら「カンナビスオイルを試してみたらどう?」と言われたのが最初でした。当時は「マリファナ=ドラッグ」という認識しかなく、全く知識がありませんでした。


■ 試す決心をした理由は?

その彼、フランシスコと再び付き合うことになり、一緒に暮らし始めたんです。彼がチリのエキスポ・カンナビスに参加して、大麻に関する多くの資料を持ち帰ってくれたことで興味を持ちました。そして、自分たちでオイルを作るようになりました。


■ 効果はどうでしたか?

最悪のときは1日に**リボトリール(Rivotril)**を2箱近く飲んでいましたが、カンナビスを使い始めて1ヶ月で1箱が余るようになり、2ヶ月で完全に薬をやめられました。最初は1日3回、朝5滴・昼5滴・夜10〜15滴という高用量で摂取していました。

薬の副作用であった口の渇きや皮膚の乾燥、「ゾンビのような無感情状態」も改善されました。


■ 使用していたオイルの種類は?

最初はCBDオイルのみでしたが気分が落ち込みすぎていたので、後にCBDとTHCが半々のものに切り替えました。

自分の状態に合わせて調整するようになりました。


■ 医療従事者のサポートはありましたか?

精神科医としっかり話し合い「薬をやめたい」と伝えると「急にやめず段階的に減らそう」と言ってくれて、付き添ってくれました。


■ 高用量はどのくらいの期間?

高用量での摂取は約3ヶ月続き、その後も約2年間は定期的に使っていました。


■ 今も使っていますか?

日常的な使用はやめました。ある日オイルを飲み忘れても何も起きなかったことに気づき、意識的に使用を減らすようになりました。

現在は不安やストレスが強い日や週末など必要なときだけ使用しています。


■ あなたにとってカンナビスとは?

カンナビスは私の人生を変えた存在です。

当初は失業中で最初のオイルは自分用、次にプレゼント用、やがて商品化するように。

現在はオイルだけでなくクリーム、化粧品、口腔ケア製品も作っています。家族には「錬金術師(alquimista)」と呼ばれています。


■ 栽培に不安はありましたか?

当初は「これをどう説明しよう」と不安もありましたがあるサルタのグロウショップが警察に摘発された際、最終的に医療目的であったと認められたことで安心できました。「この植物は人を癒すものだ」と改めて確信しました。


🔻ジョルジナさんはとても理想的なカンナビスオイル使い方をしているなと感心しました。大麻オイルはまさしく薬であり必要のない時に使用しないことで耐性形成が抑えられるので、必要な時にしっかりと効いてくれる素晴らしい使用方法だと思います。ジョルジナさんが使用していたクロナゼパム(日本ではリボトリールやクロノピンとして流通)はベンゾジアゼピン系に分類される医療用の精神安定剤・抗てんかん薬です。ベンゾ系は長期使用により不安の悪化や不眠の副作用があります。特に怖いのが記憶障害や認知機能が低下することでアルツハイマーのリスクがあります。その上無理な減薬を行うと離脱がとても強くなかなか断薬が難しいとされています。しかし彼女の精神科の主治医もとても優秀で大麻オイルを並行して使いながら徐々に減薬をすることで離脱を起こさず上手く断薬することに成功しています。素晴らしい主治医だとも思います。ここ日本でも大麻=ドラッグのイメージが強く厚労省も大麻の効能を認めることなく大麻悪をいまだに発信し続けています。その背景には大麻をはじめとする副作用が少なく効果の高い自然医療が広まれば医療利権が崩壊する背景がある為、大麻を規制する理由付けをおこなっています。ストレス社会では鬱に苦しむ人も多く存在するのが現状です。早く医療大麻の理解が広まり鬱や精神安定剤の長期使用から来る副作用に苦しむ人が一人でも居なくなる世の中になることを強く望みます。



Reference:

Aquí tienes la referencia bibliográfica para el artículo:

Leclercq, G. (16 de julio de 2025). Cannabis para tratar la depresión: “Al segundo mes de usar aceite, dejé el clonazepam”. Revista THC. Recuperado de Revista THC el 16 de julio de 2025: https://revistathc.com/2025/07/16/cannabis-para-tratar-la-depresion/