2025/08/18 17:00
大麻の葉に眠る“新しい医療の可能性”
これまで捨てられてきた大麻の葉に、未来の医療を変えるかもしれない成分が見つかりました。
南アフリカのステレンボッシュ大学の研究チームが、大麻の葉から 「フラボアルカロイド」 という非常に珍しい化合物を発見したのです。
フラボアルカロイドとは?
自然界でも極めて稀少な成分でフラボノイド(ポリフェノールの一種)とアルカロイド(窒素を含む生理活性物質)の性質を合わせもつ化合物
抗炎症作用・抗酸化作用・抗がん作用などが期待されている
健康や医療分野で今後注目される可能性が高い
これまでは一部の植物でしか確認されておらず、大麻から見つかったのは今回が初めて。
なぜ重要なのか?
大麻の研究といえば、これまで THC や CBD などカンナビノイドに注目が集まっていました。
しかし今回の発見は「大麻はまだまだ未知の宝庫」であることを示しています。
しかもフラボアルカロイドは、大麻の「葉」に多く含まれていました。
通常は廃棄される部分に、実は医療的に価値のある成分が眠っていたのです。
期待される応用
炎症を抑えるサプリメントや医薬品
抗酸化作用を活かした健康食品
新しいがん治療薬の研究素材
大麻は“ハイになるための植物”というイメージを超え、未来の医療を支える植物 へと進化する可能性があります。
まとめ
今回の研究は、大麻の葉という「見向きもされなかった部分」に隠された可能性を明らかにしました。
大麻の成分研究はまだ始まったばかりで、これからさらに驚くべき発見があるかもしれません。
大麻は“捨てるところのない植物”。
これから医療・健康の分野で、より幅広く活用されていく可能性があります。
🔻私も初めて聞いたフラボアルカロイドという大麻の第4の成分。フラボノイドとアルカロイド両方の特性を兼ね備えた希少な天然物質であり、特に癌治療への応用において既に臨床応用の可能性が示されていますこれからの研究により様々な薬効が明らかになっていくことでしょう。大麻草は全く捨てるところが無いですね。
Reference:
O’Dowd, L. (2025, August 14). Cannabis leaves found to contain rare compounds with potential medical benefits. Leafie. Retrieved from https://www.leafie.co.uk/news/cannabis-leaves-contain-rare-compounds-medical-benefits/