2025/11/25 17:42

🧪 研究の概要

アメリカ・ロサンゼルス発:
うつ病や不安障害を抱える若者にとって、大麻の使用が睡眠の質の改善と関係していることが、医学誌『Addiction(アディクション)』に掲載された研究で報告されました。


🧬 調査内容

  • 調査対象:20〜23歳の若者 1,926人

  • 調査方法
    カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)とボストン大学の公衆衛生大学院が、大麻使用と睡眠の関係を追跡調査。


🔍 主な結果

  • 不安やうつの症状があり、もともと睡眠に問題があった人に限って、
     月に20日以上大麻を使っていた人は、
     その後の睡眠の問題が減ったという結果に。

  • 一方で、精神的に問題のない人には、
     大麻使用による睡眠改善の効果は見られなかった


🧠 結論(研究者の見解)

「大麻の影響は、もともとの精神的な状態や睡眠の質によって異なる可能性がある
というのが研究チームの結論です。


🔻この研究から睡眠の質を高めることで、間接的にメンタル面にも良い影響を与えている可能性があると言えると思います。ただし、実際に睡眠が改善した後に不安や鬱の症状がどう変化したかについてのデータもあればより深い理解が得られたはずです。今後の研究ではその点もぜひ追跡評価して欲しいところです。

Reference:
NORML. (2024, November 7). Study: Cannabis use associated with fewer sleep problems in young adults with anxiety, depression. NORML. https://norml.org/news/2024/11/07/study-cannabis-use-associated-with-fewer-sleep-problems-in-young-adults-with-anxiety-depression/