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2026/07/31 00:40

大麻と音楽で気分やリラックス感は高まる?最新研究で見えた可能性

大麻を使用するといつもの音楽がより心に響く――。こうした体験は以前から語られてきましたが科学的な研究はまだ多くありません。
2026年7月カナダの大学などに所属する研究チームが、大麻と音楽を組み合わせたときの気分や感情の変化を調べた研究を発表しました。
その結果、多くの参加者が「リラックスしやすい」「気分が良くなる」「音楽とのつながりを強く感じる」と回答しました。一方でこの研究だけで治療効果が証明されたわけではありません。何が分かり何がまだ分からないのかを整理します。

122人の大麻使用者に音楽体験を質問

研究には大麻を使用している122人が参加しました。参加者はインターネット上で、普段の大麻の使い方、音楽を聴く場面、気分の変化など、176項目の質問に答えています。
これは研究者が参加者に大麻を与えて変化を測った実験ではありません。本人が過去の体験を思い出して答えるアンケート調査です。そのため「大麻と音楽を組み合わせた人にどのような傾向があったか」を知る研究と考えるのが適切です。

93%が大麻と音楽の組み合わせを好意的に評価

参加者の93%は大麻と音楽を組み合わせることを好意的に捉えていました。また74%は音楽を聴く時間の半分以上で大麻を使用すると回答しています。
気分や感情について報告された主な変化は次のとおりです。
報告された変化回答した人の割合幸福感が高まる71%活気が出る、71%リラックスしやすくなる70%、恐怖を感じにくくなる61%、懐かしさを感じやすくなる57%、怒りを感じにくくなる54%
入浴、運動、就寝前の支度など、日常のさまざまな場面で音楽を取り入れる傾向もみられました。研究チームは音楽が気分を整えたり、思い出を呼び起こしたりする働きを大麻が強める可能性を示しています。

「音が良くなる」よりも「感情への響き方が変わる」

今回の研究で興味深いのは音楽の聴こえ方そのものが大きく変わったとは限らない点です。
音楽から得られる楽しさを全体として比べると大麻の使用時と不使用時の間に明確な違いは確認されませんでした。その一方で参加者は音楽を「より感情的に意味のあるもの」として受け止めていました。
つまり、大麻が音質や音の細部を一律に変えるというより曲から受ける感情、思い出、安心感などを強めた可能性があります。ただし、感じ方には個人差があり、使用量、製品の成分、体調、周囲の環境などによっても変わると考えられます。

まとめ

今回の研究では大麻と音楽を組み合わせた多くの参加者が幸福感、活気、リラックス感、懐かしさの高まりを報告しました。音の聴こえ方が一律に変わるというより音楽が感情や思い出に与える影響が強くなる可能性が示されています。
一方、研究は少人数のアンケートであり治療効果や処方薬を減らす効果を証明したものではありません。大麻と音楽を医療に取り入れられるかを判断するには、成分や使用量をそろえ、医師の管理下で効果と安全性を調べる研究が必要です。
なお、日本では大麻等の不正な使用に罰則が適用されます。本記事は海外の研究結果を紹介するものであり、使用や治療目的の自己判断を勧めるものではありません。

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